カテゴリ:映画( 21 )

『二重露光』という映画

名古屋城のお堀の石垣。
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そのうち映画館で上映されるので、今わざわざ見に行かなくてもと思ったが、あいち国際女性映画祭には、第一回目からの縁がある。もう特別に案内も来なくなって、今年は知らずにいるところだったけれど。

しかし、よくわからない映画を見てしまった。いくら妄想でも、無理がある部分が多いと思った。

これを選んだのは、以前に同じ監督・李玉の『観音山』や『苹果』を見ていたのと、字幕の翻訳が大阪大学、古川裕ゼミというのに興味があったから。

でも、主役の范冰冰(ファン・ビンビン)の仕事先が美容整形医院というのは面白かった。

映画はともかく、会場周辺の雰囲気を楽しんできた。

足元の案内板
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市政資料館の裏側
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映画祭の会場「ウィルあいち」は市政資料館の向かい側にある。

ほかの映画は、映画館で見よう。
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by hatibee8 | 2013-09-08 11:22 | 映画

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是一部李玉执导,范冰冰、冯绍峰和霍思燕领衔主演 的中国电影。
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by hatibee8 | 2013-09-08 10:47 | 映画

あいち国際女性映画祭が催されている。かつては期間中に毎日のように通い詰めていた催しだったが、最近はピックアップして2本か3本見ればいいところ。
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『台湾アイデンティティー』は、ドキュメンタリー映画というかNHKの取材番組のような感じがした。
監督の話によれば1年半ほどかけて取材したそう。
もちろん、監督さんの意図したように編集されているから、映画である。

じつは、私、大学で台湾人の先生のゼミに入っていたので、内容はほぼ予想通り。
でも、映像として視覚と聴覚で受ける印象は人の胸に入る力がある。

こうして台湾がかつて日本の植民地支配を受けたこと、日本語教育を受け、日本が戦争で負けた後の台湾の人々のこと、映像になって多くの人に知ってもらうのは、映画は、とてもよい手段だと思う。

願わくば、できるだけ多くの人に見てほしい。
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そして、見終わった後、今の台湾の若い世代の人たちは、どのように日本を見ているか、そこまで考えてくれるといいな、と思っている。
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by hatibee8 | 2013-09-03 12:29 | 映画

『天使の分け前』

映画を見に行った。監督ケン・ローチの『天使の分け前』。イギリス映画。
なかなかよかった。ケン・ローチ作品は『ケス』を見たことがある。それに比べたら断然明るい結末。
初め自制心のない底辺階級の若者が、徐々に賢くなっていく過程が面白かった。
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ウイスキーを樽熟成中に、毎年2%ほど蒸発して失われていく分を「天使の分け前」と呼ぶ。
年代物のお酒にとんでもない値段がつくことに驚いたし、この映画はそれも皮肉っている。


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食事して映画を見て、おしゃべりをして・・・
私としては、この連休中の唯一の世間並みの過ごし方だった。いつもは、ちょっぴり寂しい思いを味わう期間としての連休。一緒に過ごしてくれた友人に感謝。

もしかして、「天使の分け前」に預かっている?
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by hatibee8 | 2013-05-04 00:28 | 映画

トラと漂流する少年

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現実にありそうでなさそう、なさそうでありそうな、その間合いを現実らしくてうまく表現するのが映画や小説。

アン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を見てきた。映像は息をのむほど美しいし、けっこうハラハラドキドキしながら愉しめた。しかし、実際には、あのような小舟で猛獣と一緒に漂流して227日も生きられるとは信じがたい。それを信じる信じないは観客側に任せるみたいなふうに終わっている。

今年のアカデミー監督賞を受けた作品。
アン・リー監督の映画については以前からファンで、彼の作品は結構見てきた。『推手』『ウェディング・バンケット』など初期のころのものも好きな部類。『ラスト・コーション』なんて、迫力あるベッドシーンに目を丸くしたり。

けれど、ここまで異なった作品になるとは。

この映画、3Dで見ればもっと迫力がありそう。3Dは好きではないので、あえて見なかったが、充分な映像だった。
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by hatibee8 | 2013-02-28 11:10 | 映画

はつ映画『最初の人間』

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今年初めての映画。
カミュの未完の小説、遺作となった「最初の人間」を映画化したもの。監督はイタリア人、言語はフランス語だった。

1957年、独立運動さなかのアルジェリア。フランスから生まれ故郷に一時帰郷して母と暮らすカミュであろう小説家。貧しい家庭で育った幼いころの追憶と、アルジェリアの紛争。

アルジェリアは日本から遠い。アルジェリアとフランスの関係について関心を寄せる日本人は少ないのではないだろうか。現在のイスラエル紛争も地理的距離からなのか、一般の日本人には今ひとつ現実味を帯びず「よそごと」となっているのと同様である。世界では、このような紛争が繰り返され、悲しいことに、今もなお凝りもせず起こっている・・・。映画の訴えるものは、もっと多いけれど、私にはそんなことしか言えない。

カミュと言えば『異邦人』。若いころに読んだ記憶も呼び覚まされ、けっこう読書していたころの自分のこともついでに思い出した。

***

帰りに51階のラウンジに寄った。そこから夕闇にまぎれてやってくる新幹線のドクターイエローを目撃。
いいことあるかな。
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by hatibee8 | 2013-01-09 02:07 | 映画

久し振りに映画を見に行った。しかも久しぶりに香港映画。

監督はアン・ホイ(許鞍華)、主役にアンディ・ラウ(劉徳華)、ディニー・イップ(葉徳娴)。

ロジャー(アンディ・ラウ)は、現在50過ぎの独身。生まれた時から家にいるお手伝いさんの桃さん(ディニー・イップ)と二人暮らし。ほかの家族はアメリカ在住。そのお手伝いさんが病気で倒れ、その後の二人の物語。

格別なドラマの起こらない物語ではあるが、なんとも暖かく、最後にはホロリとして切ない気持ちになった。

観客は、中高年がほとんど。明日は我が身と思う人たち(自分も含めて)というのが面白い。

アン・ホイの以前の作品で「女人四十」も、老人とその家族に関する内容だったことも思い出した。
今日的なテーマであり、普遍のテーマでもある。
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by hatibee8 | 2012-11-08 10:50 | 映画

ウィルあいち国際女性映画祭で映画を一本見てきた。

中国語の耳ならしを兼ねて中国映画。新疆ウイグル自治区に暮らす人々の物語だけれど、セリフは聞き取りやすい普通話(標準語)だった。もちろん日本語字幕を見ながら。

監督さんも新疆ロシア族の人。美人だったし、トークのときの話もきれいな普通話。

映画の内容は、
草原の民のカザフ族の一家が、それまでの羊や馬を追う暮らしから変更を余儀なくされる。山から湖のほとりに移住。魚を食べたこともない主人公ハスムが養魚に手を出し、失敗を重ね・・・

いい人ばかり出てきて、子供も優秀でいい子。村長もお人よしで、養魚指導者として連れてきた漢族の黄さんもいい人。なんとも温かいハッピーエンドだった。

しかし、むずかしい民族問題が存在する地域。人のよいカザフ族を描くことで、監督は精一杯、その地域の民族の置かれた状況を訴えていたように思えてならない。だから、私は人々の哀しみを感じてしまった。

新疆ウィグル自治区は、中国の西方に位置して全面積の六分の一もある。位置的歴史的に見て、あれを中国と呼ぶには無理があるような。

最近、新疆に旅行に行った中国人の話を聞いた。バッグを盗られて大変だったそう。だから彼女は新疆と聞くとドロボーを連想するのだそう。街の治安はよくないみたい。でも日本人の中にも、いい人も悪い人もいるし。
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by hatibee8 | 2012-09-02 22:42 | 映画

見る前から重そうな映画だと予想していたけれど、やはり。

文革前、百花斉放・百花争鳴の後の「反右派闘争」によって粛清された人たちが多くいた。その中で、ゴビ砂漠に労働改造と称して送られた人々を描いている。

砂ぼこりが舞う砂漠地帯、地に大きい溝を掘った、穴と言っていいくらいの住居(収容施設)、飢餓による死者の続出。食べ物をすする音など、とてもリアルだった。死者の肉までも食べる話が出てくる。

冒頭の字幕に「陰謀あるいは陽謀」という言葉があったのが気にかかった。陰謀はわかるけれど、陽謀という言葉は初めて知った。
辞書を引いても、私が引いた限りでは日本語辞書には見当たらず、中日大辞典(第二版)に載っているのを見つけた。 〔阳谋〕yángmóu 腹蔵のない陰謀:秘密に立てた計画ではない,陰謀と対比しての意味.

推測で、毛沢東を悪者にしないために作り出したような気がする。それとも中国は古くから計略策略、陰謀の歴史があるから、秦や春秋時代のころからの言葉?

こういう映画を見ると、いつも思う。共産主義など主義主張は、本来は一般の人々のためのものなのに、いつの間にか体制のため、指導者のためにすり替わってしまう。宗教だって同じようなもの。

そうならないためにも、こういう映画は必要なのだろう。監督は、王兵(ワン・ビン)。中国国内では上映が許可されていないそうで、香港・フランス・ベルギー合作。
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by hatibee8 | 2012-02-07 23:57 | 映画

『天から落ちてきた!』

中国語講座が突然休講になったので、中国映画を見に行った。

『天から落ちてきた!』は、インディペンデント映画祭の上映作品の一つで、ドキュメンタリー。

あまり予備知識もないまま見に行ったので、たいして期待していなかったが、これが意外に面白かった(興味深いという意味で)。

人工衛星打ち上げに伴う落下物が湖南省の農村地域に散らばって落ちる。映画は、北京オリンピックの前後のころ、農村での衛星の落下物騒動を撮り続けたものだ。ただ撮っているだけ。それだけで意図は十分伝わった。

人口は少なくても人が住んでいる地域に、対策らしきものはせず落とすという、その国の神経に、まずは口をあんぐり(気をつけるようにというお達しは出る)。そして過去に死者が出ているのに、「犠牲者はいない」ことになってしまう不思議。国の発展のためには、これくらいの犠牲はがまんしろ、という意識があふれている。

「ここが選ばれて落ちてきた」、だから有難く思えみたいなことを堂々と言う役人。思わず笑ってしまった。他にも、ウサギのロゴのついたカバンをぶら下げている軍関係者とか、落下物を拾って持売ってしまう農民や、包丁に作り変えたなどという話にクスッとする。ほんとうは深刻な問題なのだけれど、見ている側との意識の差がありすぎて、なんとなく可笑しい。そこも監督は意図したのかもしれない。張賛波(チャン・ザンボー)という監督。

***

農民たちが話す中国語は、なまりがきつくて、ほとんど聞き取れなかった。きょうは中国語ではなくて中国事情の授業だった?
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by hatibee8 | 2012-01-31 23:16 | 映画